待望のお茶づくりWSが大山地区の長老たちをお迎えして行われました。
このあたりでも昔はお茶を自給していたそうです。
自給組合でも将来的にお茶の自給が出来ればいいですね。
キンザさんとキンザさんの同級生らしいSさんの自己紹介です。
各自かごを持っていざ出陣。
お茶摘みもだいぶ慣れてきました。
子供たちは日陰で一休み。
H宅へ移動し、お茶を蒸す釜に火を入れます。
釜の上に乗ってある藁の台はキンザさんが一晩で作ったそうです。
さすが長老。
屋内では女性たちによるお茶の葉の選別が。
蒸したお茶の葉を炒って乾燥させるための墨を用意。
この墨もキンザさん達が墨がまで作ったもの。
すべて自給ですね。村単位の自給時代を生きてた先輩方が
まだご健在なのは希望の光ですね。
キンザさんの実演です。
まず、お茶の葉をせいろに入れます。
コツは片手で支えながら箸で下からまんべんなくかき混ぜます。
全体が均一に蒸されるように。
蓋をしてさらにまんべんなく蒸されるようにして数回蓋でせいろをたたきます。
動画じゃないのでわかりづらいですね。
蒸されたお茶の葉をすぐに冷やします。
こういう時に人手があると助かりますね。
蒸して冷やしたお茶の葉を炒る為の箱に入れます。
この箱はHさんが前日に作ったそうです。
箱の下にはアルミ板が張られ、箱の底はお米の袋を切って
貼り付けてあるそうです。
手仕事が始まりました。
かき混ぜながら炒って水分を飛ばします。
写真だと茎のところに1か所節みたいなのが出来て折れてますが、
その節見たな物が2つぐらい出来るまで炒るそうです。
手でこねてさらに水分を飛ばします。
これの繰り返しを何度もやります。
WSの内容をH氏が手書きで記録取り。
このような記録を多くの興味のある人たちに手渡していければ
いいですね。
まさに手仕事のわ
だいぶ乾燥してきました。
貴重なお茶の葉を最後まできれいに取り出します。
完成間近のお茶の葉をみんなで吟味。
出来上がったお茶をみんなで試飲しました。
この後H夫妻にお願いをしてさらに5,6時間ほど炭火の
上で乾燥してもらいました。
お疲れ様です。
自給の知恵の伝承が少しですが、いただけたので、
さらに地域自給へ近づけたように感じた一日でした。